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第5回 全国フリースクールインタビュー

フリースクールへの取材を行う過程で、私たちMFグループは少し面白いフリースクールに出会った

通常、フリースクールは民間の団体であり、自治体や行政などの支援は受けられないものだ
しかし、そのフリースクールは、市からの委託を受けて経営をしているという
いったいどのような経緯があったのだろうか

残念ながらそのフリースクールの職員さんにお話を聞くことは叶わなかった
ところが、委託元である市の職員さんにお話を伺うことができた

「教育は学校でのみ行うべき」

そのような考えからいち早く抜け出し、フリースクールという形態に可能性を見出す
先進的な自治体の名前は

「つくば市学び推進課」
である

つくば市役所学び推進課の職員さんを代表し
東泉さんにインタビューをお受けいただいた



堺  MFの堺です、よろしくお願いします!

東泉 つくば市学び推進課を代表して
答えさせていただきます
東泉です、よろしくお願いいたします。

堺  よろしくお願いいたします
早速質問に入らせていただきたいと思います
まず、東泉さんご自身についてお聞きしていきたいと思います

東泉 はい

ー好きな食べ物はなんですか?ー

堺  というわけで最初は好きな食べ物です

東泉 好きな食べ物は、チョコレートで
お願いします

堺  おお、甘いもの
いいですねぇ
ちなみに、チョコレートの
どんなところが好きですか?

東泉 あの苦味と甘さの絶妙な
バランスが好きですね

堺  ちなみに、ビターチョコからホワイトチョコまで
いろいろあると思うのですが
どのチョコが一番好きですか?

東泉 86%ですね

堺  おお、渋いですね笑

東泉 ありがとうございます笑

ー小さな頃はどんな子供でしたか?ー

堺  今では86%のチョコを食べている
東泉さんですが、小さな頃は
どんなお子さんだったのでしょうか?

東泉 自己評価なのでよくわからないですけど
普通だったと思いますよ

堺  普通だったんですね
順当に言ってという感じですか?

東泉 そうですね、大きな困ったこともなく
もちろん小さなことはいっぱいありましたけどね
普通でしたね、面白くない回答ですみません

堺  いえいえ、普通が1番ですよ

ー現在のお仕事に携わるようになった経緯は?ー

堺  大きな困りごとなく順当に育った
東泉さんですが、どうして
今のお仕事に携わるようになったのでしょう?
よろしくお願いいたします

東泉 実はわたしは元教員でして
3年前にこちらの方にお世話になっています
大学も教員養成の方に進んでいました

堺  教育学部のようなところですね

東泉 はい、どこの教育委員会も
同じようなものだと思いますが、
この、学び推進課という場所は
教員だった人と役所の人が
混ざって一緒に仕事をしている
そんな部署になるんですよ

堺  そうなんですね
ありがとうございました
というわけで、まずはお答えいただく方の
人格と言うか、人となりについて
お聞きしてゆきました
ありがとうございました

東泉 ありがとうございました

行政へのインタビューというのは
初めてである
少々緊張してしまっていたのだが
学び推進課の人たちは
こちらの質問に対して
誠実に回答してくれている
そう感じた
ここからいよいよ事業内容
について聞いていこうと思う

ーつくば市学び推進課とは、どのような活動を行う部署なのでしょうか?ー

堺  では改めて、つくば市学び推進課の皆さん
そして、東泉さん
よろしくお願いいたします

東泉 よろしくお願いいたします

堺  では早速、つくば市学び推進課の
内情についてお聞きしていきたいと思います
まず、学び推進課、と言うと、普通よく見かける
市民課、のような名前とは違うように感じますが
普段はどのような業務をされているのでしょうか?

東泉 そうですね、つくば市内には
45の学校があり、それぞれ
学校教育を進めてもらっているわけなんですが
追っかけての助言であるとか
支援といったことをしているのがうちの
業務というふうに考えてもらえればと思います

堺  そうなんですね

東泉 はい、それに加えて
学校教育のトップは、国
つまり文部科学省なんですが
そこから出た通達は県を通り
市を通り、そこから学校へ届く
という流れになります
この国からの指示を学校さんへ
お伝えするのも我々の仕事になります

堺  学校からの支援の要求に応えつつ
国からの指示を伝えていく
そういった間をとり持つ役割に
なるんですね

東泉 はい

堺  ありがとうございます

ー民間のフリースクールへの委託事業を始めたきっかけはなんですか?ー

堺  続いての質問です
つくば市学び推進課の活動として
民間のフリースクールへの
委託事業を行っているとのことですが、
どのようなきっかけでこの事業を
始めることになったのでしょうか?

東泉 つくば市では45校
ざっと2万2千人くらいの子どもが
おりますのでどうしても
一定数の不登校児童生徒がおりますので
そういった子どもたちの
学びの受け皿といいますか
そういった場所を確保して
行かなければならないんです
しかし、どうしても
うちの課だけでは難しい
なので、もともと民間で
フリースクールをやっていたところなら
そういった子供達への支援ノウハウが
あるはずだということで
委託をして、支援をしている
ということになります

堺  そうなんですね
この委託事業はもう
国からの指示などではなく
つくば市独自の活動という
ことになるのでしょうか

東泉 そうですね
国の指示というのは無いかな
と思います

堺  ありがとうございます
自治体から民間の
フリースクールに委託
というのがあまり無い事例でしたので
注目しているところです

ー民間のフリースクールへの委託を行い、どのようなことを達成できましたか?ー

堺  それでは続いてお聞きして
いきたいと思います
フリースクールへの委託事業を
通じてどのようなことを
達成することができましたか?

東泉 フリースクールを選んでくれた子ども
というのは、学校へ行けなくて
そちらのフリースクールの方へ
いっているわけなんですが
そういった子供達が、学校に
行かなくても
社会的に成長できる
そんな居場所の提供はできたのかなと
思います
また、実際に支援を行うことで
こういった子どもたちに
どんな支援をすれば効果的か
子供達が
どんな支援を望んでいるのか
そういった部分が見えてきたのは
良かったんじゃ無いかなと思っています

堺  試してみて
必要とされている需要というか
そういったものがわかったと
いうことなんですね
ところで、フリースクールに
委託を行うにあたって
どんなフリースクールに委託する
といったルールのようなものは
定めたのでしょうか?

東泉 細かいところまでは決めませんでした
目標としては、子どもたちを支える
社会的自立に向けた支援を行うというところ
なので、そこだけは共有させてもらいましたが
こっちから細かいところまで口出し
するとかえってうまく行かないのかなと
思ったので

堺  じゃあ、本当に大切なところ
だけ共有したらあとはお任せに近い形
だったんですね
こうやってフリースクールと力を合わせて
自治体が子どもの支援にあたる
という動きをあまりみなかったので
この動きが全国に広がってほしいと思います

東泉 そうですね

ーフリースクールへの委託事業でどのような苦労がありましたか?ー

堺  では続いての質問です
民間のフリースクールさんと
共に活動していくにあたって
ちょっと苦労したというか
何かトラブルみたいなものも
あったと思いますが
何かちょっと大変だったなというような
ことがありましたら教えて
いただきたいと思います

東泉 そうですね
不登校の子どもの支援をしようと思ったら
子ども本人
事業者
我々、市
そしてもともと通っていた学校
という4つのものが
関わってくるので
連携というのが難しかったかなと
思います。
我々もいつもフリーでいられるわけではなく
なかなか時間も取れなかったので
難しかったかなと思います

堺  ありがとうございます
ちなみにこの件があって
より連携を深めるために
どうしようかとか
そういった改善案は何か
出ましたか?

東泉 やはり連携が重要なのは
まちがいので
連携管理、具体的には
事業者さんに学校へ訪問してもらうとか
逆に学校の先生に事業者さんを訪問してもらうとか
そういった機会を増やしていきたいと
思っています

堺  なるほど、かなりしっかり
経験と反省が組み合わさっていますね
ありがとうございます

ー今後フリースクールとどのような事業を行なっていきたいですか?ー

堺  それでは続いて
現在フリースクールさんと
連携して事業を行っていると思のですが
これからどのようなことをしていきたいか
展望を教えていただきたいです

東泉 そうですね
我々は教育委員会ですので
社会的に自立できる形で
卒業してほしい
社会に出てほしい
あくまで目的はそこなんです
なので今のところこれ以上
新しい事業を立ち上げようとか
何かをしようということは
考えていないですね

堺  今やっていることをしっかり固めて
支えを増やしていきたい
ということですかね

東泉 そういうことになります

堺  ありがとうございます

ーこれからフリースクールを立ち上げたいという方へ向けて、アドバイスをお願いしますー

堺  それでは最後の質問になります
これからフリースクールを
立ち上げたいという人が周りに
結構いらっしゃるのですが
このフリースクールを新しく立ち上げたい
という方々に向けて
アドバイスを一言お願いします

東泉 フリースクールを立ち上げたいという方は
子どもたちをなんとかしてあげたいとか
助けてあげたいという
志の高い方だと思うので
本当にありがたいなと思ってます
不登校の子はいろんな原因や
背景があって学校に行けない
ということがあると思います
一律でこうやったらというものはなくて
やはりその子次第だと思っているので
とにかくいろんな多様性のある
フリースクールがあると
いいのかなと思っています
フリースクールはこうあるべきというより
いろんなフリースクールがある
こと自体に意味があるのかなと

堺  ありがとうございます
これからやりたいという人は
どんどんフリースクールを
立ち上げてほしいという
考えなんですね

東泉 そうですね
子どもたちの選択肢が広がると
子どもたちの多様な学びの選択が
できるのでそれが大切かなと
思ってます

堺  わかりました
本日はインタビューお受けくださり
ありがとうございました!

東泉 こちらこそ有難うございました

フリースクールという事業をするのは
行政や学校との連携が不可欠だ
つくば市のように、行政がいち早く
連携を始めてくれれば、救われる
子どもも多いのかもしれない

この動きが全国に広がってくれることを
祈るばかりである

今回
暖かくインタビューを受け入れて下さった
つくば市学び推進課の皆さん
本当にありがとうございました